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こんにちは!
メガネ店で店長をやっていた
みけりこと申します!
近年、近視の進行を抑える効果が期待されているバイオレットライト。
そこに着目した大手メガネチェーンのJINSから、バイオレット+(プラス)というレンズが販売されています。
一体どんなレンズなんだろう?
買うべきなのかな?
まだあまり知られていないレンズだもんね!解説していくね。
● バイオレットライトとは何か
● JINSのバイオレット+とは
● バイオレット+は買うべきか
● 購入時の注意点
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目次
バイオレットライトとは何か
バイオレットライトは近視を抑制する?
バイオレットライトとは、紫外線の手前に当たる波長360nm〜400nmの光のこと。太陽の光に豊富に含まれています。
慶應義塾大学医学部の鳥居教授の研究によって、バイオレットライトが近視の進行を抑制するということが明らかとなりました。
2016年12月にヒヨコの眼を用いた動物実験と、人の臨床研究を行った結果、その両方で近視の進行を抑制したことが確かめられています。
信頼できそうな結果だね!
なぜバイオレットライトが近視を抑制するの?
なぜバイオレットライトが近視を抑制するの?
それを説明する前に近視とはどういう状態なのか簡単にみておきましょう!
近視になると、遠くがぼやけて見えます。
そもそも正常な眼であれば、下の図のように、外から入ってきた光が眼の中の網膜にしっかりと焦点を結びます。これで物がぼやけずに見えるのです。
しかし下の図はどうでしょうか。
目が長く大きくなってる!
そして網膜に焦点が結べてないね
眼球が大きく成長しすぎてしまうと、このように網膜上で焦点が結べなくなり、ものがボヤける、つまり近視の状態になります。
眼球が大きくならないためにはその成長をとめなきゃいけないよね。
バイオレットライトは目を作る細胞に働きかけることによって、この眼球の巨大化を止めてくれます。
つまり近視を抑制できるのです
どのように働きかけるのか詳しい記事は【バイオレットライト】大人の近視抑制に効果なし?をぜひ読んでください!
JINSのバイオレット+とは
バイオレットライトを通すレンズ
バイオレット+とは目に必要とされているバイオレットライトを通し、目に届けるレンズ。
最近のメガネレンズやコンタクトレンズは、紫外線カットの機能がついたものが多いですよね。
確かに紫外線カットはありがたい機能なんだけど…
紫外線をカットすると目に必要なバイオレットライトまでカットしてしまうことになります。
バイオレット+とは、目に必要なバイオレットライトを通して目に届け、有害な紫外線やブルーライトまでもカットする機能がついた画期的なレンズなのです。
JINSのバイオレット+は買うべきか
これまで、紫外線は有害だから浴びない方が良い!徹底的にカットすべき!というのが当たり前でした。
しかしバイオレットライトの存在に気づき、商品化させたことはとても革新的なレンズだと思います。バイオレットライトを透過するメガネレンズを取り扱っているのは現在JINSだけ。
2050年には
人口のおよそ半分が近視になる
そのように言われている今の時代。
バイオレット+は買う価値があると私は考えています。
また、こんな嬉しいこともあります!
買い求めやすい価格になった!
2019年3月28日(木)より、レンズの価格が大幅に変わりました!
フレーム価格に追加料金5,000円でバイオレット+が入ったメガネが作成できます。発売当初の2年前は追加料金15,000円とかなり高額でした。
JINSのメガネ一式価格は5000円・7000円・9000円・12000円ですので、一番安くて1万円で作れちゃうんですね!
これなら作ってみようかな?って思えるね!
見た目は普通のレンズと変わらない!
「ブルーライトカットのメガネは、ほんの少し黄色いレンズになるのが気になる」そんな声もメガネ屋店員時代はありました。
でもバイオレット+は見た目が普通のメガネと殆ど全く変わらない無色透明なのです。見た目はそのままに、でもブルーライトは15%カットしつつバイオレットライトを透過してくれます。
機能性はんぱねぇ!
しかし誰にでもオススメできるレンズとは限りません。購入にあたっては注意してほしい点もあります。
- 近視度数の弱い方のみオススメ
- 累進レンズは作れない
- 室内専用メガネには不向き
順番に見ていきましょう!
バイオレット+購入時の注意点
近視度数の弱い方のみオススメ
2019年8月現在、バイオレット+は屈折率1.60薄型レンズのみの取り扱いです。
度数が高い方は1.67以降の超薄型レンズを選択した方が良いですが、今はその選択肢がないのです。そのため、1.60で作ったとしても厚みが目立つレンズとなってしまい、見え方に支障をきたす場合もあるのでオススメできません。
屈折率か…初心者は分からないから、店員さんに相談した方がよさそうだね。。
単焦点レンズのみの取り扱い
2019年8月現在では単焦点レンズのみの取り扱いのため、遠近両用などの累進レンズは作成できません。
室内専用メガネには不向き
太陽光に豊富に含まれるバイオレットライトですが、実は室内では殆ど浴びることができません。照明やLEDライトにはバイオレットライトは含まれていないのです。
そのため、室内専用メガネをお考えの方には、バイオレット+にしてもあまり意味がありませんのでご注意ください!
まとめ
近視の人口がどんどん増えている現在。
今後バイオレットライトはさらに注目され、必要性を感じる企業や人々も増えてくると思われます。
JINSはいち早くそこに着目し、慶義大の鳥居教授とともにバイオレット+を生み出しました。
前よりも大きく価格が変わり購入のハードルも下がっています。
特に成長期の子どものメガネを作る際にはぜひ試してほしいレンズです。
\JINSの公式HPはこちら/
バイオレット+のページに飛べます!
ここまでお読みいただき
ありがとうございました!
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